整体師としての知識と技術を習得すれば、いよいよ独立開業への夢がぐんと近くなってきます。
実際に開業するには、どんな方法があるのでしょうか?
まず、出張を専門とする開業です。
これは特定の施術場所を決めず、患者様のご要望に応じて施術に伺うスタイルです。
何と言っても大きなメリットは、開業のための資金が不要だということです。
失敗しても大きな借金を抱えることもないので、自分の腕がどこまで通用するのか、
そんなことを試すには、この方法が最適と言えます。
将来的に医院を構えての開業を目指す場合にも、とてもいい予行演習となるはずです。
ただ一方、デメリットもあります。
必ず自らが移動することになるので、悪天候の場合には、やはり苦労することがあります。
また細かい住宅地などでは道に迷うことも多いので、患者様に迷惑をかけないように、しっかり確認をしてから施術に向かうことが大切です。
次に自宅の一室を使って開業する方法があります。
店舗家賃をかけなくて済みますので、大幅に経費節減が可能です。
通勤などの煩わしさもありませんし、急な依頼などにも応じやすく、いろいろ臨機応変に動けるのが魅力です。
また普段からご近所付き合いもしていれば、知り合いの方からの口コミ効果も期待できます。
ただ、オンとオフの区切りが不明確になってしまうので、休みの日でも施術しなければならなかったり、プライベートな部分を他人に知られてしまうことも、覚悟しなければなりません。
もう一つの方法は、路面店で開業する方法です。
駅の近くや商店街など、立地が良ければ十分に集客が見込めます。
客層も広がり多くの人に認知してもらうことで、うまくいけば従業員を雇い、次の店舗を出すことだって夢ではありません。
ただ、開業資金や月々の家賃、人件費など、資金面ではかなりのリスクを伴うことも事実です。
このように、開業方法はいくつかありますが、きちんとした技術を提供することに、何ら変わりありません。
自分の身の丈にあった、無理のない開業方法を探していくことが大切なのです。
開業にあたっての心構えとして、次のことを気に留めておきましょう。
まず、整体師になった後でも、知識と技術の勉強は大切です。
高額のセミナーだからと言って、参加するだけでは、決して高度な技術や知識は習得できません。
学校任せではなく、自らが日々向上心を持って、学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。
また、お客様から教えてもらうこともたくさんあります。
真摯な態度で、日々の施術に励むことも、非常に大事なことなのです。
お客様に来てもらうには、技術だけでは足りません。
いかにいい立地に店舗を構えられるか、は最も大事ですし、集客のためには宣伝も必要でしょう。
こういった経営面でのセンスもまた、身につけておくべき重要なことなのです。
独立開業は、成功も失敗もあくまで自己責任です。
悩んだ時には、当スクールにぜひお気軽にご相談ください。全力でサポートいたします。